VPNでのセキュリティの必要性とは?サイバー攻撃の事例や必要なシーンを解説

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VPNでのセキュリティの必要性とは?サイバー攻撃の事例や必要なシーンを解説

リケイパパ

理系出身でITエンジニアとして
10年以上働いています
二児のパパです
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通信セキュリティを向上させるVPNですが、本当に導入する必要があるのかと疑問を持つ人は少なくないと思います。

しかし、VPNは正しい知識を持ち適切に活用すれば、安全なインターネット環境を確立する強力な味方となります。

今回の記事では、「VPNが安全性を確保する仕組み」「具体的な利用シーン」「導入時の注意点」をまとめました。

さらに、実際のセキュリティ事故の事例や堅牢なVPNサービスを見極めるための重要なポイントも網羅的に解説します。

本記事を読めばVPNがセキュリティに必要とされる理由を理解し、自分の目的にあったサービスを選ぶ判断基準が明確になります。

VPNサービスを賢く活用し、安全なインターネット利用を実現するための第一歩をここから踏み出しましょう。

VPNによるセキュリティの仕組みとは?

VPNは、インターネットなどの公衆網上に仮想的な専用線を構築し、安全な通信を実現する技術です。

VPNに使われるトンネリング・暗号化・認証という3つの技術の概要を、以下の表にまとめました。

技術説明
トンネリング送信者と受信者の間に仮想的なトンネルを構築し、外部と隔離された状態で通信を行う技術
暗号化トンネル内のデータを変換して、権限のない第三者には解読できないようにする処理
認証通信相手が正当なユーザーかを確認し、不正アクセスやなりすましを防ぐプロセス

VPNを利用すれば情報の改ざんや漏えいなどのリスクを軽減し、セキュリティ事故の被害にあうリスクを最小化できます。

どんなときに使う?VPNが必要なシーン

VPNを活用する主なシーンは、以下のとおりです。

  • フリーWi-Fi利用時
  • 海外から日本のコンテンツにアクセス
  • インターネット検閲の回避やプライバシーの保護

VPNがどのような役割を果たすのかを把握し、自分の利用目的や状況に応じてもっとも効果的な活用方法を探しましょう。

フリーWi-Fi利用時

一部のフリーWi-Fiはセキュリティが甘く、通信内容が暗号化されていない場合があり、VPNの利用が推奨されます。

悪意のある第三者が同じネットワークに接続していると、個人情報やパスワードなどを盗み見られる危険性があるからです。

また、コンビニなどのフリーWi-Fiになりすました野良Wi-Fiを利用すると、重要データが情報漏えいする可能性があります。

そのため、カフェ・空港・ホテルなどのフリーWi-Fiに接続するときは、VPN接続でセキュリティを万全にしましょう。

海外から日本のコンテンツにアクセス

海外から日本の動画配信サービスや特定のWebサイトを利用したい場合、VPN接続が有効な手段となります。

大半の動画配信サービスは著作権の都合上、「ジオブロック」と呼ばれる技術で国内からの接続に限定しているためです。

たとえば、海外出張中や留学中に日本の動画配信サービスを閲覧したいなら、ジオブロックを回避できるVPNは必須です。

VPNを利用して日本のサーバーに接続すると、あたかも日本国内からアクセスしているかのように見せかけられます。

逆に、日本から海外の動画配信サービスやサブスクリプションにアクセスする場合も、VPNはかかせません。

インターネット検閲の回避やプライバシーの保護

VPNを利用すれば、一部の国や地域で政府が行っているインターネット検閲を回避してプライバシーを保護できます。

検閲が回避できるのは、VPNでは通信内容が暗号化され、ノーログポリシーを掲げているVPNなら閲覧履歴も残らないからです。

くわえて、VPNサーバーを経由すればISPから割り振られたIPアドレスではなくなるため、住んでいる地域も特定されません。

また、一部のVPNサービスは「ダークウェブモニタリング」を備えており、万が一の情報が漏れた場合は通知してくれます。

ただし、一部の国ではVPNの利用自体が違法とされている場合があるため、渡航前に必ず確認しておきましょう。

セキュリティ対策としてVPNを導入するときの注意点

セキュリティ対策としてVPNを導入する際の注意点は、以下のとおりです。

  • 通信速度が低下する
  • 無料VPNサービスは危険性が高い
  • 月額料金がかかる

通信速度の低下やコスト面などの注意点を十分に理解し、事前に対策を講じて賢くVPNを利用しましょう。

通信速度が低下する

VPNを導入すると暗号化処理やVPNサーバーの経由により、通信速度が低下するため注意が必要です。

とくに、「サーバーが物理的に遠い場所にある」「性能が低い」「多くのユーザーが同時に接続」などの場合に速度低下がおきます。

VPNの導入による通信速度低下への対策は、以下のとおりです。

  • 地理的に近いサーバーを選択する
  • サーバーの負荷が少ない時間帯に利用する
  • 高性能なサーバーを導入しているVPNサービスを選ぶ

多くのVPNサービスには30日間返金保証があるため、実際に利用して通信速度や使い勝手を確かめましょう。

無料VPNサービスは危険性が高い

セキュリティ対策としてVPNの導入を検討するとき、無料VPNサービスの利用はできるだけ避けるべき選択肢です。

一部には、「運営実態が不透明」「セキュリティレベルが低い」といった無料VPNサービスが存在するからです。

また、「利用者の通信ログを収集して第三者に販売」「マルウェアを拡散する踏み台にされる」といった危険性も指摘されています。

無料VPNの運営費用は、広告収入以外にユーザーデータの販売などで賄われているケースも多く見られます。

どうしても無料で利用したい場合は、有料VPNプロバイダが運営する無料VPNで実際の使い勝手などを試しましょう。

なお、無料VPNには「通信容量の制限がある」「通信速度が遅い」といったデメリットもあるため、有料VPNがおすすめです。

月額料金がかかる

信頼性が高く高速通信が可能な有料VPNサービスを利用する場合、月額料金が発生するのは避けられません。

有料VPNサービスは、以下のようなさまざまな運営コストがかかります。

  • 高度な暗号化技術
  • 厳格なノーログポリシー
  • 多数の国や地域に設置された高速サーバー群
  • カスタマーサポート

料金プランはプロバイダや契約期間によってさまざまですが、一般的には月額で数百円~2,000円程度が相場です。

くわえて、1か月・1年・2年といった契約期間が選択でき、長期になるほど割引幅が大きくリーズナブルになります。

なお、VPNサービスは価格だけでなく、通信速度やカスタマーサポートの質などトータルのバランスで選ぶのが大切です。

VPNの運用不備や未導入に起因するセキュリティ事故・サイバー攻撃の実例

VPNの運用不備や未導入に起因するセキュリティ事故・サイバー攻撃の実例は、以下のとおりです。

  • 栃木県の製造業:セキュリティソフトの運用不備による情報漏えい事故
  • 神奈川県の製造業:ランサムウェア感染による業務停止
  • 新潟県の住宅関連機器メーカー:旧式OSの使用によるランサムウェア感染

2024年には上場企業などで189件のセキュリティ事故が発生しており、約1,586万人分の情報漏えいがありました。

企業で発生したセキュリティ事故の具体的な内容と原因を分析し、リスクを最小化して安全なインターネット環境を構築しましょう。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第3.1版」,東京商工リサーチ「2024年上場企業の「個人情報漏えい・紛失」事故 過去最多の189件、漏えい情報は1,586万人分

栃木県の製造業:セキュリティソフトの運用不備による情報漏えい事故

栃木県の製造業ではセキュリティソフトが更新されていなかったために、マルウェアに感染し情報漏えいが発生しました。

社内サーバーに保存されていた顧客情報や技術情報などが、マルウェアによって外部に流出したと考えられています。

直接的にはセキュリティソフトの運用不備が原因ですが、もしVPNが導入されていれば未然に防げた可能性があります。

たとえば、VPN接続で多要素認証を導入していれば、不正アクセスのリスクを大幅に低減できたかもしれません。

神奈川県の製造業:ランサムウェア感染による業務停止

神奈川県の製造業ではVPN機器に存在した脆弱性を悪用され、ランサムウェアに感染し、結果として業務停止に至りました。

VPN機器のファームウェアが古いまま放置されていたため、攻撃者による不正アクセスを許したのが直接的な原因です。

自社でVPNを運用していた事例ですが、クラウド型VPNサービスを利用していればセキュリティ事故を防げた可能性があります。

クラウド型VPNサービスなら、自動でつねにアップデートが適用され、最新の状態が保たれるからです。

また、ランサムウェアへの感染対策として、セキュリティソフトの導入が大切だと示唆する事例でもありました。

新潟県の住宅関連機器メーカー:旧式OSの使用によるランサムウェア感染

新潟県の住宅関連機器メーカーは、サポートが終了した古いOSを使い続けた結果、ランサムウェアに感染しました。

生産管理システムを運用するサーバーのOSが更新されておらず、セキュリティパッチが提供されない状態でした。

旧式のOS利用が直接的な原因ですが、VPNによって外部からのアクセスを厳格に管理していれば防げていた可能性があります。

OSのアップデートといった基本的なセキュリティ対策にくわえ、VPNを活用した多層的な防御策が大切です。

どれがいい?セキュリティの強固なVPNサービスを選ぶためのポイント

セキュリティの強固なVPNサービスを選ぶためのポイントは、以下のとおりです。

  • 通信速度
  • 価格
  • サーバー数・ロケーション数
  • サポート体制

通信速度・価格・サーバー拠点、サポート体制といった複数の重要な観点から、自分に最適なVPNを選択しましょう。

通信速度

インターネットを安全かつ快適に利用したいなら、VPNサービスの通信速度はもっとも大切なポイントのひとつです。

VPNはある程度の速度低下を避けられませんが、あまりにも遅いと日常的なインターネット利用に支障をきたします。

たとえば、動画ストリーミング・オンラインゲーム・大容量ファイルのダウンロードでは、十分な通信速度が不可欠です。

「独自の高速通信プロトコルを提供」「高性能サーバーを運用」などで速度低下を最小限に抑えているVPNサービスもあります。

無料トライアルや30日間返金保証制度を利用して、実際の使用環境で速度を試してみるのがおすすめです。

価格

長期的にVPNサービスを利用する予定なら、セキュリティや通信速度とあわせて価格も大変重要です。

一般的に高機能でセキュリティレベルの高いVPNサービスは有料であり、価格はプロバイダによって大きく異なります。

なお、無料VPNは「セキュリティが脆弱」「広告表示が多い」「通信ログの収集・転売のリスク」があるためおすすめできません。

有料VPNサービスは月額数百円~2,000ほどが相場で、1年や2年といった長期契約を選択すると費用を抑えられます。

価格の安さだけでなく、セキュリティ機能・パフォーマンス・信頼性などを総合的に評価し、コスパに優れたVPNを選びましょう。

サーバー数・ロケーション数

「提供されているサーバー数」「設置されている国・地域を意味するロケーション数」も、VPNを選ぶうえで考慮しましょう。

サーバー数が多いほどアクセスが集中するのを避けやすく、安定した通信速度を維持しやすくなる傾向にあります。

また、ロケーション数が多いとさまざまな地域のIPアドレスを利用できるため、海外への渡航が多い人は要検討です。

くわえて、日本から特定の国のコンテンツにアクセスしたい場合も、ロケーションに含まれているかを事前に確認しましょう。

サポート体制

万が一トラブルがおきたとき、スピーディーな対応を可能とするサポート体制が整っていれば安心して利用できます。

ライブチャット・メール・電話などの問い合わせ方法と、サポート対応の時間帯が選ぶときの大切なポイントです。

また、多くのVPNサービスは海外発のため、公式サイト・アプリ・サポートが日本語対応かどうかも確認しておきましょう。

SNSや口コミサイトのレビューをチェックすれば、実際に利用した人の感想が見られるため参考になります。

セキュリティで選ぶならNordVPNがおすすめ

料金(税込み)2年プラン:440円/月
1年プラン:650円/月
1か月プラン:1,690円/月
サーバー数/国数7,400台以上/118か国
ノーログポリシー
通信速度
同時接続台数10台
カスタマーサポート365日24時間対応公式サイト・アプリが日本語対応メール・ライブチャット
公式サイトhttps://nordvpn.com/ja/

オンラインでのセキュリティとプライバシー保護を重視するなら、NordVPNは非常におすすめのVPNサービスです。

「業界最高水準の暗号化技術」「厳格なノーログポリシー」「豊富なセキュリティ機能」が、ユーザーから人気の理由です。

たとえば、NordVPNは軍事レベルとも称される暗号化技術「AES-256」を採用しており、データを強力に保護します。

また、ユーザーの活動記録を一切保存しない「ノーログポリシー」を掲げており、閲覧履歴の漏えいリスクもありません。

さらに、マルウェアや悪意のあるWebサイトへのアクセスを防ぐ「脅威対策機能」や「キルスイッチ」なども搭載しています。

通信速度は業界トップクラスで価格も手ごろなNordVPNは、VPN初心者にも安心しておすすめできるサービスです。

VPNのセキュリティに関するよくある質問

VPNのセキュリティに関するよくある質問は、以下のとおりです。

  • VPNサービスの価格相場はいくらくらい?
  • VPNのセキュリティ強度はどれくらい?
  • VPNサービスの導入・接続のやり方は?

あらかじめVPNに対する疑問や不安を解消し、強固なセキュリティで安心して利用できるインターネット環境を手に入れましょう。

VPNサービスの価格相場はいくらくらい?

価格相場は機能や契約期間で異なりますが、個人向けの有料VPNサービスでは、月額で数百円~2,000円程度が一般的です。

多くの有料VPNプロバイダは、1か月・1年・2年などのプランがあり、長期契約ほど費用が抑えられます。

たとえば、2年契約のような長期プランでは、月額500円未満で利用できるVPNサービスも存在します。

なお、VPNサービスの長期プランの大半は初回一括払いとなりますので、まずは1か月プランなどで試すのがおすすめです。

VPNのセキュリティ強度はどれくらい?

多くの信頼性の高い有料VPNサービスでは、セキュリティ強度がもっとも高いAES-256を採用しています。

VPNのセキュリティ強度は、以下の3つの要素によって大きく左右されます。

  • 採用されている暗号化技術の種類
  • 使用されるVPNプロトコル
  • ログポリシー

現在、セキュリティ強度が高いとされる代表的な暗号化技術は「AES-256」で、アメリカ政府も採用しています。

AES-256かつノーログポリシーを採用しているVPNサービスなら、セキュリティ強度が高く安心して利用できます。

VPNサービスの導入・接続のやり方は?

VPNサービスの導入から接続までの手順は非常にシンプルで、専門的な知識がなくても簡単に行えます。

VPNサービスの導入の流れは、以下のとおりです。

  1. 利用目的にあったVPNサービスを選定
  2. 公式サイトから契約し、アカウントを作成
  3. 使用するデバイスに対応したアプリをダウンロード・インストール
  4. VPNアプリを起動し、アカウント情報でログイン
  5. 接続したいサーバーを選択し、「接続」ボタンをクリック

一般的なVPNサービスの場合、契約・アプリのインストール・VPN接続まで10分もかからずに完了します。

VPNを導入してセキュアなインターネット環境を手に入れよう!

VPNはインターネット上に仮想の専用線を構築し、トンネリング・暗号化・認証で通信のセキュリティを高める技術です。

フリーWi-Fi利用時の情報漏えい対策や、海外からの国内限定コンテンツへの安全なアクセスにVPNは有効です。

2024年は上場企業などで189件のセキュリティ事故があり、約1,586万人分の情報漏えいが発生しました。

万が一のセキュリティリスクを回避するため、VPNサービスを導入する必要性は個人でもますます高まっています。

安全でセキュアなインターネット環境を構築するため、自分に最適なVPNサービスの導入を検討しましょう。

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