管理職は罰ゲームという記事を管理職手前の立場から考えてみた

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管理職は罰ゲームという記事を管理職手前の立場から考えてみた

下記の記事を読みました。
ポイントは下記3つです。

  • 一般職と管理職の賃金差は縮まりつつあり、タイムパフォーマンスは悪い
  • 管理職になりたい人は2割しかいなく、昇進に興味がある人も減っている
  • 出世するよりもスタートアップで活躍したい人が増えている

リケイパパは、大企業で働いており、いまちょうど管理職の一歩手前のポジションです。

そのちょうど対象者にあたる立場から真面目に考えてみたいと思います。

リケイパパの状況

リケイパパは大企業で10年以上働いています。
30代で子供が2人います。

係長のポジションです。
年収は1000万円くらいです。残業は平均で月20時間くらいなので、だいたい1日1時間です。

これより上のポジションは下記で、他の会社もだいたいこんな感じだと思います。

  • 課長:ここから管理職。年収は1200万円。残業は月60時間くらい。
  • 次長:部長の次に偉い。年収は1400万円。残業は月80時間くらい。
  • 部長:部門とか部署で一番偉い。年収は1600万円。残業は月80時間くらい。
あせ犬
あせ犬

実際はもっと残業してそう

実際、管理職になりたいか

リケイパパは、管理職になりたくありません

幸いにも成果が認められて、これまで順調に出世をすることができました。
同期の中でもかなりの早さで昇格できていますし、そろそろ管理職に、という話もあります。

でも、嬉しくないです。だって、管理職になりたくないから。

理由は下記4つです。

  • 家族と過ごす時間が減る
  • タイムパフォーマンスが悪すぎる
  • 色々守られなくなる
  • 妻のキャリアが犠牲になる

なりたくない理由1:家族と過ごす時間が減る

管理職になると課長でも残業がいまより40時間は増えます。

1日あたり、残業だけで2時間プラスです。
仮に9時から18時勤務の場合、9時から21時まで働くことになりますね。
そこから帰宅と考えると、幼児は確実に寝ている時間です。

平日に子どもとの時間を作ることができなくなります。

リケイパパ
リケイパパ

ただでさえ、パパは子どもと過ごす時間が短いのに、耐えられない、、、

さらに、裏を返すと、平日は妻のワンオペになってしまいます。

パパの愛情を感じる"機会"の増加は、子どもの性格に影響するそうです。

"アメリカ・コネチカット大学の研究では、「パパから愛されていると感じると、子どもは穏やかで、自立も早くなる」という結果が出ています。"

なりたくない理由2:タイムパフォーマンスが悪すぎる

日本の場合は年収が上がると、そのまま累進課税の影響で、素直に手取りは増えません。

年収と手取りの関係は下記のようです。(こちらを参考にさせていただきました)

  • 係長(リケイパパ):年収1000万円。手取りは約720万円。
  • 課長:年収は1200万円。手取りは約850万円。
  • 次長:年収は1400万円。手取りは約965万円。
  • 部長:年収は1200万円。手取りは約1070万円。
リケイパパ
リケイパパ

税金取りすぎじゃないですが、、、p

これをもとに、月の勤務時間と、手取りと時給の関係を見てみます。

役職と月の勤務時間月の手取り時給換算
係長:180時間60万円3300円
課長:220時間71万円3200円
次長:240時間80万円3300円
部長:240時間89万円3700円

上記の通り、係長から課長になる、時給換算では悪くなっています。

もちろん、実際に月あたりで稼ぐお金は多いのですが、タイムパフォーマンスが悪いことがわかりますね。

なりたくない理由3:色々守られなくなる

管理職になる前の役職であれば、色々守られています。

労働組合もありますし、36協定でも守られているので、月の残業の上限もあります。
原則、45時間を超える残業できませんし、年間の残業も360時間が上限となっています。

そういった労働者を守る仕組みから守られなくなってしまうというのはデメリットが大きいです。

妻のキャリアが犠牲になる

仮にリケイパパが管理職になった場合、フルタイム共働きは難しいでしょう。

そうなると、時短勤務かパート勤務になりますので、妻のキャリアが本人が思い描いているものとは異なっていくでしょう。

さらにお金の面でも考えてみます。
この先にリケイパパが20年管理職で働いたとすると、5000万円くらいの差になりそうです。
妻の20年分の稼ぎは、5000万円を上回ると、リケイパパファミリーとしての手取りとしては、損になってしまいます。

管理職にならなかった時のデメリット

管理職にならなかった時のデメリットは、その立場になってみないと見えない景色があることです。
例えば、役員とのコミュニケーションを取る機会は管理職にならないと滅多にないです。
大きい企業の上位者の方の視点を知ることができる機会はなくなります。

また、単純に部下を持つことやリソースマネージメントを経験することもできなくなります。
人事異動や評価など含め、会社の裏事情的な部分を垣間見るチャンスは減るでしょう。
昔はそういうことも興味があったのですが、コロナ禍によって人との関わりが薄くなったこともあり、興味がなくなってしまいました。

リケイパパ
リケイパパ

実際になってみないと分からないこともたくさんあるかと思います

管理職は罰ゲームかのまとめ

罰ゲームとは言いませんが、なりたくないと考えます。

その理由は下記の4点です。

  • 家族と過ごす時間が減る
  • タイムパフォーマンスが悪すぎる
  • 色々守られなくなる
  • 妻のキャリアが犠牲になる

日本全体で、この状況が良くなっていくことを願っています。

リケイパパは管理職にはならずに、その手前で働いていきたいです。

キャリアに悩んでいるならば

仕事が合わないということも多くあると思います。

精神面も含めて、自分や家族の健康は何よりも大切であり、そこがないがしろになっては、何もうまく行きません。

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  • この記事を書いた人

リケイパパ

理系出身でITエンジニアとして10年以上働く二児のパパです 育児や趣味の旅行の話、豆知識などを思うがままに書いています

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